テレビのアニメや漫画でヒット作が出ると、必ず起こる「パクリ問題」!昨年大ヒットした「鬼滅の刃」なんて、「これパクリ?」という事例をちょくちょく見ますよねぇ。
そしてついに「鬼滅の刃が政治利用された?!」と驚きのニュースが…!
尼崎市議会議員の「光本圭佑」氏が選挙ポスターで「鬼滅の刃」にパクった?!
という疑惑なのですが、このニュースについて
- 光本市議の選挙ポスターを画像でチェック!
- 集英社が激怒したホントの理由とは?
- これってパクリになる?オマージュやパロディーとの違いとは?
という3点で調査してみました!
問題のポスターをSNSの写真で確認もできますので「パクリかどうか?」チェックしてみてください!
光本圭佑尼崎市議のポスターを画像でチェック!鬼滅の刃のパクリ?
【お知らせ】
一部政治家のポスター等に『鬼滅の刃』の作品イメージを利用したものが見受けられますが、株式会社集英社および週刊少年ジャンプ編集部は、これらについて一切の関与をしておりません。週刊少年ジャンプ編集部
— 少年ジャンプ編集部 (@jump_henshubu) February 4, 2021
こちらは集英社が抗議のコメントを発表したTwitterのコメントです。
そして光本圭佑市議についての問題の記事、出処はこちらです。
尼崎市議の「鬼滅の刃」風ポスター、週刊少年ジャンプは「一切の関与をしておりません」
2021年2月4日 18:55配信 スポニチ
簡単に説明しますと、兵庫県尼崎市議会の「光本圭佑」議員が市議会選挙用に作成したポスターが「鬼滅の刃」のデザインにめちゃくちゃ似てる!
ということで、週刊少年ジャンプと株式会社集英社が「一切関与してない」とコメントを発表した。という件です。
集英社のコメントは『一部政治家のポスター』となってい具体的な政治家の名前は指摘してないですが、スポニチの記事には「光本圭佑」市議とハッキリ書いてありました。
それもそのはず…ニュースが出る前から、地元の尼崎を中心にネットで盛り上がりを見せていたらしいのです!
その証拠画像がこちら。TwitterなどSNSでかなりツッコミ入ってますね。
うわぁ…っΣ( ̄。 ̄ノ)ノ????????
これはもしかして
大阪に続いて尼崎も焼き尽くす
ってことか?(というかパクり過ぎやろ??) pic.twitter.com/0AspOEXNzS
— KK (@teruteru_515) February 2, 2021
ポスターの画像もしっかり残っていて、「パクリすぎやろ」と呆れているコメントも書かれてます。他にも「これアウトじゃね?!」といったコメントが溢れる祭り状態に…。
またアマン…
わっちが冗談で作るのと訳がちゃうでまんねん。■尼崎市議会議員の光本圭佑氏が同作品を想起させる黒と緑の市松模様や「心を燃やせ!」のフレーズ、同作品のロゴと似た「日本維新の会」のロゴをポスターに掲載し、インターネット上などで物議を醸していた。https://t.co/ocEJVyS96n pic.twitter.com/W8YXVjfdvA
— ザ・スナッカーズでまんねん (@THE_SNACKERS) February 4, 2021
この画像を見る限り、完全に「アウト」ですね!「鬼滅の刃風」じゃなくて、誰が見ても「鬼滅の刃」のもろパクリでしょう!!
この一連の騒動を受けて光本圭佑市議は謝罪のコメントを発表しています。
「政治に関心の薄い世代にいかにして興味を持って頂くか」を模索し、「学生や若い世代からの提案」を受けて作成したと説明。
「集英社様の知的財産課の方とも『市松模様』・『心を燃やせのせりふ』・『政党ロゴのデザイン』について、権利を侵害しないかの確認を取った上で作製しましたが…
(いずれも上記スポニチの記事より引用)
「事前に集英社側に確認を取っていた」というのはホントかな?と疑ったのですが、さすがに市議議員さんですからここで「ウソ」は言わないでしょう。仮に嘘なら、集英社に事実確認したらすぐバレますからね・・・。
では、なぜ集英社がこのような目立つ形で「関係ない」というコメントを出したのか?疑問ですよね?出版元である少年ジャンプ・集英社のホンネをもう少し深く探ってみます!
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集英社と少年ジャンプが激怒で抗議!ホントの理由はコレ。
今回の尼崎市議・光本圭佑のポスターについて、問題になりそうな点を確認してみましょう。
- バックの市松模様や炎のデザイン
- 「心を燃やせ!」のフレーズ
- 鬼滅の刃風のロゴ
大きく分けるとこの3点かな?と思います。
法律の専門家ではないので詳しい解説はできませんが、普通に考えると
1)市松模様や炎のデザインについては、日本古来から使われているもので、鬼滅の刃の作者や集英社に権利等は発生しないでしょう。あまりにも鬼滅に酷似し過ぎているとは思いますが…。「日本維新の会」の政党カラー(黄緑色)ともちょっと違うので、その辺りが微妙ではあります。
2)「心を燃やせ!」は鬼滅の刃に出てくるセリフがモチーフになっていると思われますが、一般的な日本語であり、短いフレーズであることから著作権を侵害するものではないと思います。
3)鬼滅の刃風のロゴについては完全に「鬼滅の刃」オリジナルものですし、これはちょっとヤバイかな?と感じます。ただ、原作の漫画がアニメ化された作品の場合など、権利の所在や許諾の方法などは様々あって、非常に難しい部分なんだそうです。
このように、尼崎市議・光本圭佑の選挙ポスターについては「グレー」な部分が多く、集英社としても「注意」したような形になったのでは?と推測します。
ここで気になる点がさらに出てきまして・・・
っとことです。例えば「地元のスーパーのチラシ」とか「テレビCMのセリフやフレーズ」など。そういった模倣は「パクリ」になるのでしょうか?
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光本市議のポスターはパクリ?オマージュやパロディーとの違いとは?
昨年、日本中で社会問題になるほどの一大ブームを巻き起こした「鬼滅の刃」ですから、人気にあやかりたい企業や団体は多いでしょう。
あなたの住んでいる地域でも、地元向けの新聞チラシやポスターで「鬼滅の刃風」のデザインはよく見かけませんか?!
竈門炭治郎などのキャラクター、衣装の市松模様や色使い(カラー)、伊之助のマスク、日輪刀風の玩具などおもちゃやグッズ・・・鬼滅の刃ってマネできるポイントがたくさんありますからね。
さらに「全集中!」といったセリフや「○○の呼吸」「□□柱」などのフレーズも、いろいろなシーンで耳にしますね(テレビなどのメディアも含め)。
漫画などの使用許諾申請については、金銭的利益が発生する企業や個人と個別に契約する形なはずで、「パクリ」なのか「オマージュ」・「パロディー」の範囲なのか?は判断が難しいところです。
今回、集英社がコメントを発表したホントの理由としては・・・
読者やファンの方々から、意見や苦情・批判等がかなり膨大に寄せられたから!
とりあえず「関係ないよ」と痛かったのではないか?と予想します。
「ちゃんと怒った方がいい」
「アニメを勝手に利用するな」
「鬼滅を汚さないで!」
といった声が届いているようです。
法的な問題もありますが、アニメ作品に政治的な色が付くことを恐れたから!
というのが集英社のホンネではないでしょうか?
実名で批判しなかったのも、これ以上事を荒げたくないからでは?と感じるからです。
法的処置取らないと今度は呪術廻戦もやられるぞ
— 冨樫花丸くん(❥| :3 ) ≡:・*・。タンクローリーだッ! (@yukumaruzzz) February 4, 2021
鬼滅の刃は若い世代にも人気絶大ですから
「特定の政党を応援している」
といった印象が付くのは作品にとって悪影響でしかないでしょう。
今後も同様なことが起きないように「注意喚起した」ということしょう!