納豆のあの独特の粘りと臭いがどうしても苦手!という人は、おそらくかなり多いのではないでしょうか?
納豆は身体に良い食べ物だからと分かっていても、苦手なものはどうしたって苦手ですよね(^^;)
臭いはどうにも変えられないとしても、せめてネバネバを取る方法は無いのかな?と思い、調べてみることにしました。
苦手な人もこれなら食べやすい!納豆のネバネバを洗うと食感がよくなる
ネバネバの素材はたんぱく質から出来ており、熱に弱いという性質があります。
ですので、ざるに入れてお湯で洗い流せば、これだけでかなりネバネバが無くなります。
お湯が無ければ水でも大丈夫です。塩を混ぜて水洗いすると、よりネバネバが無くなります。
ネバネバが苦手な人は、お湯で洗い流してから食べてみてはいかがでしょうか。
ネバネバが気にならない納豆レシピ
ネバネバを洗って落とすことに抵抗がある人には、」ネバネバが気にならなくなるような料理レシピが使えそうです。少しご紹介しますね★
お味噌汁に入れる
お味噌汁が熱いうちに入れて、程よくかき混ぜれば
お味噌汁の塩分と熱でネバネバが無くなります。
ラーメンやカレーに入れるのも良いですね。
大根おろしを入れる
大根おろしに含まれる酵素の働きによって、
ネバネバが弱くなります。
大根の辛み成分には臭いを抑える効果もあります。
酢をかける
酢の働きによって、ネバネバが分解されます。
油で炒める
熱に弱い性質を利用して炒め料理にしてしまう手です。
・パスタ
・チャーハン
・お好み焼き
・卵焼き ・・・etc
これらの料理には、
納豆が入っているのをたまに見かけますよね。
確かにネバネバはそれほど気になりません。
油で揚げる
・かき揚げ
・納豆春巻き
・はさみ揚げ ・・・etc
ただし揚げる場合、春巻きやはさみ揚げのように中に包む料理ではネバネバはそのまま残ります(^^;)
かき揚げのように、納豆が直に油に触れるような料理であれば、熱でネバネバが無くなりますよ☆
「納豆苦手だけど身体に良いから頑張って食べてみよう!」という人は、ぜひチャレンジしてみてくださいね★
また、ネバネバの少ないタイプの納豆も販売されているので試してみる価値アリです。
納豆のエピソード
ちなみに、納豆にまつわる昭和天皇のエピソードがあります。
昭和天皇が初めて納豆をお召しになった際、当時の料理番がネバネバを取るために納豆を塩もみして水洗いをしたそうです。
すると取り出したところ、風味も何も無くなった、ただの臭い豆になってしまい「もう納豆はよい・・・」とおっしゃったとのこと。
天皇に納豆をかき混ぜる行為をさせるのは心苦しいとの心遣いからだったのですが…。なんとも哀れでなりません。
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これがなければファンが増えるかも…納豆がネバネバするのはなぜ?

納豆がネバネバする原因は、納豆菌によってグルタミン酸とアミノ酸が繋がることで起こると言われています。
そのネバネバの成分は、山芋やオクラ、めかぶのネバリと同じものなのですが、ムチンとポリグルタミン酸という成分から出来ています。
ムチンは、糖とたんぱく質から出来ており、人間の涙や胃・鼻などの粘膜にも含まれています。
そのため、
・ドライアイ予防
・胃の粘膜を保護し、胃潰瘍や胃炎を予防
・鼻粘膜を保護し、風邪予防、花粉症対策
・免疫力向上
に効果があります。また、血糖値の上昇を抑え、コレステロール値を低下させる働きもあります。
ポリグルタミン酸は、アミノ成分のため、特に美肌に効果があります。
肌の細胞を活性化させて新陳代謝を促進し、肌のバリア機能を高める働きがあります。
また、ポリグルタミン酸にはナットウキナーゼという酵素も含まれており、血栓を溶解する作用がありますので、動脈硬化の予防にもつながります。
よく「納豆を食べると血液がサラサラになる」と言われているのは、ここから来ているのでしょう。
ナットウキナーゼは、サプリメントでも販売されていますね。
かき混ぜると栄養価アップ!
また、たくさんかき混ぜるほど美味しくなる納豆ですが、その理由は、かき混ぜることによって、鎖状に繋がっているポリグルタミン酸がちぎれて、旨味成分であるグルタミン酸が出てくるので旨みが増すから言われています。
他にも、納豆にはカルシウムやビタミンK2、大豆イソフラボンが豊富に含まれています。
カルシウムやビタミンK2は、骨粗しょう症予防や骨折予防に効果があり、大豆イソフラボンは、がん予防に効果的です。
納豆には身体に良い成分がたくさん含まれていますね。
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納豆はスーパー食品!
納豆が、健康にも美容にも良い優れた食べ物であることは、いまさら当たり前の常識ですよね。
苦手なものを無理に我慢して食べる必要は無いでしょうが身体に良いから頑張って食べてみよう!という人はぜひチャレンジしてみてくださいね。