皆さんは空の高さについて考えたことはありますか?
疑問に思ったのですが、そもそも空の高いや低いにはどういった意味があるのでしょうか?
ときにはとても高く感じたり、またあるときにはとても近くに感じたりしないでしょうか?またどうしてそのような違いがあるように見えるのでしょうか?調べたのでご紹介させていただきますね。
空が高いのは、どういう意味がある?
そもそも一般的に空が高いと使うときは、雲ひとつないときだそうです。
空に雲一つなく、春先の空のようにかすみもかかっていないと空を高く感じるということだそうです。
その逆で空が低く感じるときは、雲が垂れこめているときのことをいいます。
確かに言われてみると、雲が沢山ある日は空も雲でどんよりと厚みを増し低く感じますよね。
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空が高い季節っていつなの?
空の高さと低さの違いはわかりましたが、その高さに差が出る季節というものは存在しているのでしょうか?
一般的に空が高いと言われているのは、秋の空です。
なぜ、秋の空が高いとされているのでしょうか?それは空の透明度の高さから言われています。空は夏から秋にかけて透明度が増すそうです。
夏は南の太平洋に中心を持つ高気圧に覆われていて晴れるそうですが、秋になると大陸から移動してくる高気圧に覆われて晴れるようになるそうです。
この、「晴れの出身地」が空の透明度に関わってくるそうです。
大陸育ちの高気圧は海育ちの高気圧よりも空気中に含んでいる水蒸気の量が少ないため、空の青さが濃く、空が澄んで見えるようになるそうなのです。
同じ高気圧ですが、太平洋中心の高気圧と大陸中心の高気圧とで空の透明度が変わってくるなんて知りませんでした。出身地によって違うなんて、私たち日本人と同じような感覚ですね(笑)
ということで、秋出身の空が一番澄んでいて高く感じるということがわかりました。
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なぜ空が高いと感じる理由はなぜ?
さきほども説明した通り、秋の澄んだ雲一つない空を高く感じるということで、それに関係しているのが高気圧の出身地ということでしたが、理由はそれだけでしょうか?
空を高く感じるには他にも理由があるのではないでしょうか?調べましたところ、雲の位置も関係していることがわかりました。
秋の天気は広い範囲で晴れをもたらす移動性高気圧と雨を降らせる温帯低気圧が交互に通過するそうです。
この雨を降らせる温帯低気圧の温暖前線はイワシ雲やウロコ雲を発生させるそうです。
夏に代表される入道雲や綿雲は空の低いところに位置していますが、秋の空によく見られるイワシ雲やウロコ雲は巻積雲とよばれ、空の高いところに位置するそうなのです。
視線の位置が高くなることに加え、雲の下に空が見える割合も大きいので、空が高く感じられるということなのです。
気圧の変化と雲の位置が秋の季節というものに重なって、秋の空は高く感じるということになっているのですね!
最初は難しくて私自身理解するのに時間がかかりましたが、澄んでいて雲などのどんよりとした曇りがなく、秋のスカっと晴れ澄んだ空が『空が高く感じる』という言葉を一番きれいに表しているものだということが今回わかりました。
まとめ
私は小さい頃に手を伸ばしたら雲が取れるのではないかと思って手を伸ばしたことがあることを思い出しました。
幼い頃ふわふわと空に浮いている雲が気持ちよさそうに思えたのは、何も深く考えていなかったからかもしれませんね。
本来とても遠くにあって手に届くはずのない空ですが、当時は近くにあるものだと感じていました。空の高さって、実際しらべてみると不思議なものですね。